労働者派遣法改正論議の行方は?
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労働者派遣法はどうなるのか?
会社にとっても大きな関心事ですね。
労働者派遣はこれまで、規制緩和を繰り返してきました。
その結果、一部の派遣禁止業務を除くと、派遣業務は原則自由化されました。
働き方の多様化、企業の人材活用の多様化は進み、硬直化した「正社員絶対主義」は崩れていくかと思われました。
しかし、派遣の自由化は、低賃金で不安定な状態で働くざるを得ない労働者の増加をもたらし、それが労働者派遣法見直し論議につながっています。
もっとも、このような状況は、バブル崩壊後の就職氷河期が背景にあるわけで、もし派遣の規制緩和が進んでいなければ、派遣ではなく、日雇い労働者や期間工・臨時工がもっと増えていただけだったのではないかと思われます。
さらに言えば、いわゆる「格差問題」の背景には、賃金を仕事の中身で決めない日本型賃金体系があります。
正社員・非正社員という「疑似身分制」に基づいて賃金に差をつけているわけですね。
この構造が変わらない限り、法制をどういじっても、問題の根本的な解決にはならないような気がします。
会社としても、仕事の価値を基軸にした賃金制度に転換していく必要があるでしょう。
それが、人材の有効活用につながっていきます。
さて、労働者派遣法改正については、現在労働政策審議会で議論が進んでいます。
去る10月27日に開催された審議会で、論点整理が示されました。
主な内容をご紹介します。
1.登録型派遣
・登録型派遣を原則禁止とすべきか
・原則禁止の場合、禁止の例外をどのように設定すべきか
・派遣労働者の常用化のための方策を別途検討すべきか
2.製造業務派遣
・製造業務派遣を原則禁止とすべきか。
・原則禁止の場合、禁止の例外をどのように設定すべきか
3.日雇い派遣
・禁止の対象となる雇用期間は30日以内か、2か月以内か
・禁止の例外について
4.専ら派遣・グループ企業派遣
・企業グループ以外の場合であっても、派遣元は労働者派遣の役務のうち8割を超えて提供してはならないこととすべきか
5.均等(均衡)待遇
6.情報公開
7.派遣先責任の強化
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