Posts categorized "03.賃金"

September 10, 2015

トヨタの人事制度改革~活性化が課題?

2015.9.9の日経新聞に、トヨタが工場従業員を対象にした新しい人事制度を、2016年1月から導入するという記事が掲載されていました。

同社は新しい制度で、次のようなことを実現するということです。

◆定年後の再雇用者の処遇を定年前と同じにする。

職位手当などを定年前と同額にすることで処遇を維持する。

◆配偶者手当を廃止し、子供手当に一本化する。

子供手当が増えるのかどうか、記事からは分かりません。
増えると推測はできますが。

◆「技能発揮給」という賃金項目を設け、社員の頑張り具合を反映させる。最大で月給は15,000円増える。

「頑張り」の評価基準は、積極性、協調性、責任感など。

この評価基準は、いわゆる「情意評価」と言われるもの。
仕事への取組姿勢を評価するものですね。

ここは注目ポイントですね。

なぜ取組姿勢をことさらに取り上げるのか?

このような評価基準は、既存の人事評価制度の中に組み込まれているはずです。

そして、人事評価の結果は賃金に反映されるわけです。

取組姿勢の評価結果は、既に賃金の中に組み込まれているにもかかわらず、新たに「技能発揮給」なる賃金項目を設け、取組姿勢を強調するのは、いかなる理由によるものか。

記事では「抜本的に制度を見直して「強い職場」の基礎を固める」としていますが。

モチベーションや活力といったことが、いま改めて、大きな課題になっているということなのかもしれません。

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October 02, 2014

年功序列の是非

2014年の春闘は、政府が産業界に賃上げを要請したことが話題になりましたね。
この動きは続きそうです。

そして、政府の「口先介入」は、賃上げだけでなく、賃金制度そのものにも、及んだようです。

9月29日の「経済の好循環実現に向けた政労使会議」で、安倍首相は「子育て世代の処遇を改善するためにも、年功序列の賃金体系を見直すのが大切だ」と述べたとのこと。

また翌日、今度は塩崎厚生労働相が「年齢だけでなくいろんなことで賃金が決まるのが望ましい」と語ったとか。

環境変化や事業戦略に対応して、賃金制度は見直していかなくてはなりません。
これまでと同じやり方を漫然と続けていたり、そもそもそういうことを何も考えていない状態というのは宜しくありませんし、会社の成長もおぼつかないでしょう。

ただ、それがイコール年功序列の否定となるかというと、必ずしもそうではないかもしれません。

また、年功序列といっても、単純に年齢だけで賃金を決めていたわけではありません。
いみじくも厚生労働大臣が言っていたように「年齢だけでなくいろんなことで賃金が決まる」状態だったのです。

このあたり、「年功序列」に対する誤解が相当あるような気がしますが。

私は年功序列擁護論者でも否定論者でもありません。
賃金制度は、その会社に最適なものにすればいいのであって、それがもし年功序列なら、それでもいいわけです。

現実にはほとんどの場合、そうはなりませんが、それでも、年功序列の一要素である「習熟」の概念は、いまでも生きることが多いです。

では、この年功序列をどう考えるか、これからの賃金制度はどうあるべきか、こちらのコラムで何回かに分けて述べていきたいと思っています。
ぜひ、お越しください。

ACEヒューマンキャピタル 人事・賃金制度講座

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March 14, 2014

過剰介入では?~個別企業の賃上げ結果を経産省が公表

3/14の日経新聞意、経済産業省が、5月末までに上場企業の賃上げ状況を公表するという記事が掲載されていました。

国会で経済産業相が表明したとか。

賃上げ実施にプレッシャーをかけるのが狙いのようですね。

今年の春闘は、政府から賃上げ要請がされるなど、「官製春闘」の色合いが多分にありました。

デフレ脱却のためには、こういうことも必要でしょうし、業績回復の果実を労働者に配分するのは、当然のことでのあります。

しかし、ここまでやるのはどうなんでしょうね…

言うまでもなく、自社の賃金をどうするかは、高度な経営判断に基づくものです。

政治家や役所があれこれ言うものでは本来ありません。

過剰介入という気がするのですが。

◆◆セミナーのお知らせ◆◆

賃金制度改革のポイントセミナー」3/25開催

詳しくはこちらを!→http://www.hrm-consul.com/seminor.html


専門ブログ更新しています。
お越しください。

「賃金体系・賃金制度講座」

3/12:「賃上げと人材確保

3/7:「賃金制度~問題の所在をどう突き止める? Part1

3/4:「日本の管理職の年収は割安?

2/28:「今年の賃上げをどう考えるか Part2

2/26:「今年の賃上げをどう考えるか Part1

2/20:「目標管理の導入はステップを踏んで Patt2

人事コンサルタント/特定社会保険労務士がお送りする人事労務必見情報

3/5:「女性管理職比率

就業規則、労働時間講座

2/21:「男女雇用機会均等法の施行規則、指針が改正されます Part2

2/19:「男女雇用機会均等法の施行規則、指針が改正されます Part1

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March 11, 2014

ビジネスガイド4月号特集「賃金制度&評価制度見直し」を執筆

3月10日発売の月刊ビジネスガイド(日本法令)4月号の特集に執筆記事が掲載されました。

テーマは「賃金制度&評価制度見直しのポイント&設計」。

その中の「賃金制度見直し時に押さえておきたい各プロセスにおける実務のポイント」を執筆しています。

大先輩で賃金問題のオーソリティ、二宮孝先生とのペア(汗)。

賃金制度の「いま」や制度改革時のポイントを書いております。

お手にお取りいただけると幸いです。

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February 26, 2014

賃金コンサルティングではずしてはならないことは?

賃金コンサルティングをいくつも手掛けていると、いろいろな会社があり、ニーズもいろいろだといつも感じます。

当たり前のことではありますが。

心得なくてはならないのは、万能包丁は存在しないということですね。
法律ではないので。

「これからの賃金体系は○○だ」と断定している人を見かけることがありますが、何を根拠に言っているのかなと思います。

会社のおかれた状況、事業内容、経営戦略などよって、選択し得る賃金体系は異なるはず。

かつての主流だった能力型賃金(職能給)は、成果主義以降、否定的に語られることが多くなっていますが、運用を見直すことで通用することもあるし、会社によって、あるいは業務によっては、十分有効です。

以前、そのようなことを言ったら、私が年功序列を肯定しているかのように捉えた能無しライターがいましたね。

そんなこと一言も言っていないのに。

どうもそのご仁は、年功給と職能給を同一の制度だと思っているようで。

その程度の認識で雇用のことを知った風な顔で書き散らしている…
噴飯もの。

話が逸れてしまいましたが…

いずれにしろ、決めつけ、ステレオタイプなものの見方は、歯切れはいいかもしれませんが、やってはならんということです。
自戒の念も込めて…

専門ブログ、更新しています。 お越しください。

2014年2月21日:「就業規則、労働時間講座」
男女雇用機会均等法の施行規則、指針が改正されます Part2

2014年2月20日:「賃金体系・賃金制度講座」
目標管理の導入はステップを踏んで Patt2

2014年2月19日:「就業規則、労働時間講座」
男女雇用機会均等法の施行規則、指針が改正されます Part1

2014年2月17日:「賃金体系・賃金制度講座」
目標管理の導入はステップを踏んで Patt1

2014年2月14日:「就業規則、労働時間講座」
労働環境で取引先選別~凸版

2014年2月5日:「賃金体系・賃金制度講座」
手数料稼ぎの投信販売防止のために人事評価基準を見直すよう金融庁指導

2014年2月3日:「パートタイマー、労働者派遣、非正社員の活用講座」
非正社員比率36.6%に

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January 20, 2014

クライアントの現状分析作業

今月から大きな賃金コンサルティングがスタート。 現状分析作業に取り掛かっています。

ちょうどPCを入れ替え、Officeのバージョンも変わったのですが、なんだか分かりずらいインタフェース。どうにも馴染めない。
OSのバージョンを7にしておいて良かったですわ。 もし8にしていたら、ますます苛立っていたことでしょう。

などという雑文を、新しいWindows8タブレットで書いています。

話を元に戻して…

この現状分析、賃金制度構築にあたっては、必ずやる作業です。

自分にとっては、この作業を通じてクライアントの人事制度や人材マネジメントの実態を把握します。

クライアントにとっては、外部の目線が入ることで、①自分たちだけでは気づかなかった問題を発見する、②感覚的に「こうだろう」と思っていたことを客観的なデータで見える化するという効果があります。

いずれにしろ、この作業を通じて問題や課題を共有できれば、以後のプロジェクトの進展がとてもスムースになります。
  分析結果の報告に向けて、頭と手足をフル回転させます。

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November 11, 2013

「賃金制度を見直すための基本セミナー」開催しました

今更というタイミングになってしまいましたが、去る10月30日、「賃金制度を見直すための基本セミナー」を開催しました。 

想定以上にお申し込みがあり、会場がやや窮屈なことになってしまい、申し訳なく思っています。

賃金制度設計のポイントについて、人事コンサルタント・社会保険労務士の二宮先生に約2時間お話をいただきました。

人事コンサルタント/社会保険労務士の共同プロジェクト「ACE Human Capital」の事業の一環です。

これからも、様々なかたちで、専門家による「プロフェッショナルサービス」を提供していく予定です。

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◆◆セミナーのお知らせ◆◆

「非正社員活用セミナー」11/27開催

詳しくはこちらを!→http://www.hrm-consul.com/seminor.html

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就業規則の改定、人事・賃金制度見直しをご検討中の会社様

こちらに、お気軽にご相談ください

Click→ご相談フォーム

電話でのお問い合わせはこちらまで
03-6760-5625




◆無料小冊子のご案内

お役立ち小冊子をご提供します。すべて無料です。

「中途採用者の賃金の決め方」
「賞与の基礎知識」
「個を活かす人事制度」
「使用者のためのセクハラ読本」
「賃金表の作り方」

お申込いただいた方には、法改正や賃金制度の動向など最新の情報をお伝えする

「人材活性化メルマガ」を定期配信いたします。

お申込みは、お名前とメールアドレスをお送りいただくだけです
みなさまのお申込みをお待ちしています!

お申込みは、こちらから
http://www.hrm-solution.jp/muryou.htm

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September 30, 2013

「賃金制度を見直すための基本セミナー」を開催します

ACEヒューマンキャピタル/社労士事務所HRMオフィスは、10月30日、「賃金制度を見直すための基本セミナー」を開催します。

これまでの“ヒト”から“仕事”へと、賃金決定の基準は大きく変わってきています。

さらに高年齢者雇用安定法や労働契約法など法改正が続き、最低賃金の引き上げ、時間外手当、職種別など賃金問題はいっそう複雑化するなかで、人事担当者もどこから手をつけてよいかわからないと悩んでいるのが実情です。

今回、人事コンサルタントとして20年を超える実践経験を持つ講師が、賃金制度を見直すにあたっての基本とポイントについてわかりやすく解説します。

お申し込みはこちらから!
http://hrm-consul.com/SpeeverForm/form/O2G9W

【開催概要】

・日時:10月30日(水)13:30~16:00

・会場:東京都中小企業振興公社秋葉原庁舎第4会議室     
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町1-9
TEL:03-3257-0741
※アクセスはこちら http://www.tokyo-kosha.or.jp/kosha/office/akibashisetsu.html

・受講料:無料

・講師:二宮孝(人事コンサルタント/渋谷支部開業社会保険労務士)

【講師略歴】
商社及び外資系メーカー人事部、銀行系コンサルティング会社を経て独立 実践的なコンサルテーションを100社以上に実施
【著書】
「改正高年齢者雇用安定法対応 高年齢者雇用時代の人事・賃金管理 ~65歳完全雇用から70歳雇用まで見すえたリニューアル!~ 〔経営書院(産労総合研究所出版部)/平成25年4/30上梓〕
「雇用ボーダーレス時代の最適人事管理マニュアル(中央経済社)」、 「新しい給与体系と実務(同文館)」、「人事考課の実務(同文館)」 他多数。

【プログラム】

(1)人事制度と賃金
・これからの等級制度
・等級制度に適応する賃金体系とは?

(2)賃金カーブと水準
・若年者と高年齢者が同居する賃金カーブ
・自社の適正な水準と幅(格差)の設定の仕方

(3)賃金の要素から組み合わせる
・4つの賃金(年功給・職能給・役割給・業績給)
・賃金制度を活かす手当とは?(公的資格手当など)

(4)賃金表を選ぶ
・自社に適合する賃金表

(5)賃金を運用する
・自動昇給と査定昇給
・定期昇給と特別昇給
・降給の場合の注意点

(6) 賃金資料をあたってみる
・役に立つ公表資料
・自社流にどう読みかえるか

(7)まとめ
・納得性と公平性、やりがいのある賃金のポイント

お申し込みはこちらから!
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