Posts categorized "30.非正社員"

September 11, 2015

プロフェッショナル派遣について

もめにもめた労働者派遣法改正案、先日参議院を通過し、どうやら成立しそうですね。

今日はそれとは別の、人材派遣にからむ話題です。

2015.9.9の日経新聞に、「細胞培養技術者を派遣 テンプスタッフが育成」という記事が掲載されていました。

企業向けに細胞培養技術の教育を手掛けるiPSポータルと組んで未経験者を教育し、派遣するということです。

このような人材派遣も成り立つのだなと思っていたら、これまでも製薬会社に細胞培養の経験をもつ人材を派遣していたということ。 勉強不足でしたね。

このようなプロフェッショナル人材を育成、プールして、需要のある所に派遣するというのが、人材派遣の本来の姿とも言えます。

ただ、問題は常に仕事があるのかということ。

今回記事が取り上げた業務は需要が拡大しており人手不足状態ですが、これが人余り状態になったり、さらには、技術が陳腐化して需要が消滅した場合は、どうなるのか?

「派遣」という不安定な状態だと、こうした点への不安がつきまといます。

それを打ち消して余りあるほどの高待遇だったら、話は違うかもしれませんが。

非正社員とプロフェッショナル人材、ジョブ型正社員の問題、引き続き考えていきたいと思います。

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September 19, 2014

正社員登用の動きから~人材確保は長期的な視点で Part1

先日このコラムで、「少し前まで、どうやって人を減らすかに四苦八苦していたことを考えると、隔世の感がある」と書きました。

昨今の動きを見ていると、その通りなのですが、裏を返すと、また何か起これば人減らしが最重要課題になってしまうということです。

こう書くと、「いやいや、これからはそんなことはない。日本は労働力人口が減少しているのだから、これから先は、人手不足状態が慢性化するのだ」という反論が出てきそうですね。

しかし、少子高齢化や人口減という現象は、もう相当前から進行していたのです。

リーマンショック前は「空前の人手不足経済」などという言葉がメディアで踊っていましたから。

人材問題の難しさは、即効性がないということです。

人手不足だからということで新人を採用しても、戦力化するには通常は、最低2~3年はかかります。 そうなるまでは、現状の戦力で業務を回していくしかありません。 (中途採用などの手段はありますが)
それでも、採用ができればまだいいのですが、人手不足の状態だと、それもままなりません。

一方、採用から戦力化までのタイムラグは、それとは全く別の問題も引き起こします。

たとえば、バブル期に大量採用した社員が一人前になる頃には、そのバブルが弾け、人余りとなってしまうといったことが起こるわけです。

人が過剰となり、人件費が経営を圧迫しても、すぐに何とかなるわけではありません。
業績が悪化したからといって、ただちに社員を減らすということは不可能です。 法規制がありますし、何よりも相手は生身の人間です。簡単に切り捨てられるわけではないし、すべきでもありません。

また、早期退職優遇制度を導入すると、退職金を割増すのが通常ですから、一時的にはコスト増となります。

何かと悩ましいことが多いわけです。

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September 17, 2014

正社員登用の動きが広がりを見せています

非正社員から正社員への転換の動きが、産業界に広がっています。

最近の新聞でも、こんな報道が見られます。

9/9・日経
「非正規から正社員100万人」と題して、イケア、ファーストリテイリング、スターバックス、コープさっぽろなどの正社員転換の動きを紹介

9/10・日経
「パート出身、正社員に登用」として、イトーヨーカ堂、マルエツなどの動きを紹介。

流通、外食での動きが目立ちます。

元々、パートタイマーが主戦力になっている業種ですから、それも当然かもしれません。

正社員化の流れが加速している主な要因が人手不足。

人が足りないために、店舗閉鎖に追い込まれたり、受注機会はあるのに見送ったりといった事態が頻発しています。

私の関与先でも、そのような嘆きを耳にします。

人材の確保が、いま最も重要な経営課題になっているわけですね。

少し前まで、どうやって人を減らすかに四苦八苦していたことを考えると、隔世の感がありますが。

この問題にどう取り組んでいくべきか、考えていきましょう。

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