« 正社員登用の動きが広がりを見せています | Main | 賃金制度の作り方指南~意識調査は必須 »

September 19, 2014

正社員登用の動きから~人材確保は長期的な視点で Part1

先日このコラムで、「少し前まで、どうやって人を減らすかに四苦八苦していたことを考えると、隔世の感がある」と書きました。

昨今の動きを見ていると、その通りなのですが、裏を返すと、また何か起これば人減らしが最重要課題になってしまうということです。

こう書くと、「いやいや、これからはそんなことはない。日本は労働力人口が減少しているのだから、これから先は、人手不足状態が慢性化するのだ」という反論が出てきそうですね。

しかし、少子高齢化や人口減という現象は、もう相当前から進行していたのです。

リーマンショック前は「空前の人手不足経済」などという言葉がメディアで踊っていましたから。

人材問題の難しさは、即効性がないということです。

人手不足だからということで新人を採用しても、戦力化するには通常は、最低2~3年はかかります。 そうなるまでは、現状の戦力で業務を回していくしかありません。 (中途採用などの手段はありますが)
それでも、採用ができればまだいいのですが、人手不足の状態だと、それもままなりません。

一方、採用から戦力化までのタイムラグは、それとは全く別の問題も引き起こします。

たとえば、バブル期に大量採用した社員が一人前になる頃には、そのバブルが弾け、人余りとなってしまうといったことが起こるわけです。

人が過剰となり、人件費が経営を圧迫しても、すぐに何とかなるわけではありません。
業績が悪化したからといって、ただちに社員を減らすということは不可能です。 法規制がありますし、何よりも相手は生身の人間です。簡単に切り捨てられるわけではないし、すべきでもありません。

また、早期退職優遇制度を導入すると、退職金を割増すのが通常ですから、一時的にはコスト増となります。

何かと悩ましいことが多いわけです。

|

« 正社員登用の動きが広がりを見せています | Main | 賃金制度の作り方指南~意識調査は必須 »

30.非正社員」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65197/60339870

Listed below are links to weblogs that reference 正社員登用の動きから~人材確保は長期的な視点で Part1:

« 正社員登用の動きが広がりを見せています | Main | 賃金制度の作り方指南~意識調査は必須 »